今回をひと言で。
私の周りでは、ですよ(予防線)
我々はなぜ分かり合えないのか
ふと見たら私のTwitterアカウントは2011年に開設。9年間の総ツイート数は2300回ありました。(何つぶやいてんだ)
Twitter、日本語化されたのは2008年だそうです。3年目のデビュー。
Instagramを始めたのはいつだったかな?辿ってみると2016年。自転車に乗り出してからですね。
日本語版は2014年2月サービス開始ということですから丸2年経過後にアカウントをつくったようです。ああ、自転車に乗り出して、情報収集のためでした。利用者の推移は2015年には810万人、2019年末には3000万人が利用しているそうです。
Facebookは?2011年でした。Twitterと同時期かな?
ちょっとググるとマークザッカーバーグが2008年に来日した折に、日本語版をリリースしたとあります。やはり3年目。いやあ、乗り遅れてます(苦笑)
突然なんでこんなことを書き出したかというと、最近ちょくちょく感じる「溝」について考える機会があったからなんですね。
私はWEBを使った販促について、ちょくちょく取引先の方と話をする機会があります。
しかし、噛み合わない。
なんでイイネするの?
メリットあるの?
。。。
(ナンデトイワレマシテモ)
自己嫌悪に陥るほど、絶望的に、噛み合わない。
そのスマホ、何に使ってるの?と言いたい。
何度目かの訪問の時、ふと気づいたことがあります。
何か知りたいとき、調べたいとき。
娘はInstagramを使います。SNSはROM専です。
これ見てみて~
私はGoogle先生の弟子。SNSは自転車趣味のクラスターと繋がっています。
(お会いしたことは殆どありません)
(え~っと。お、ここ行きたい!
質問したらどこか教えてくれるかな。。。)
上の世代は誰かを捕まえます。
ねぇちょっと教えてくれる?
んで?
彼らもSNSのアカウントを持っていますが、知ってる人しかフォローしている様子がありません。
これはなんでっしゃろな。。。
そんな折、こんな記事に出くわしました。
パソコン(=コンピュータ/Mac/Windows等。ここではあえて「パソコン」と呼びます)をあまり理解していない人にこそ理解して活用してもらいたいTipsとして書いていても、そういう人には届かず(なぜかというと、パソコンが苦手な人は、そもそもパソコンに関心が薄いことが多いんですよね)、むしろ、すでにある程度詳しい人がより詳しくなるための情報としてしか活用されないことが多いと思うんです。
https://genki-wifi.net/pc_chasm
「キャズム」という言葉が私のアンテナに引っ掛かりました。
瞬時に脳裏に浮かんだのは、まだコロナの気配がない時期(中国ですでに第1報はあったようでしたが)、訪問先から最寄りの空港まで送ってもらう車中でした。
外は既に真っ暗です。
朝から一日中喋っていたのですが、高揚していたのでしょう。車内でも延長戦をやっていました。
仕事上アドバイスをすることがあるのですが、この時の話題は「なぜ人は変われないのか」という哲学めいたものでした。
運転席に座る彼はまだ少壮の青年でしたが、年配者たちとの度重なる社内折衝に少し疲れていて、社外の年長者の意見を聞きたがってくれました。
「現状維持バイアス」とか「サンクコスト」とか、人が行動を決める要素やパターンは幾つもあります。
しかし切り口を変えて私は「イノベーター理論」を引き合いに出しました。
約60年前に提唱されたこの理論は、モノやサービスが普及・浸透する段階を利用者の特性別に設けたものです。詳しくは割愛しますがザックリ言うと、
人間には5つのグループがあるそうです。
縦軸をボリューム、横軸を時間。山は私たちです。
1.イノベーター(2.5%)・・・メリットよりも新しさを優先する人。なろうと思ってなるものではない境地。
2.アーリーアダプター(13.5%)・・・まだこれからという段階のモノやサービスに着目し、メリットを断じて採り入れる人。個人的にはこれがイチバン楽しいのではないかなと思う。
3.アーリーマジョリティ(34%)・・・乗り遅れたくないが損したくない人。うん。頑張れ。
4.レイトマジョリティ(34%)・・・新しいものに懐疑的で周囲を見てから決める。手垢が付きまくった市場に乗り出すので勝ちにくいが、失敗しにくい(ハズ)
私、失敗しないので
試しに書いてみたが、響きが全く違う。カッコよさも。
5.ラガード(16%)・・・新しいものに関心がない、最も保守的なグループ。
「何も足さない、何も引かない」
そんなカッコいい理由じゃないだろ。
サービスやモノが世の中に拡散するには、アーリーアダプターが試した末に、アーリーマジョリティに広まる前に「溝(キャズム)」を飛び越える必要があるそうです。
ひと頃話題に上がったものが「いつの間にか消えたな。。。」という時はこの「キャズム」を越えられなかったからなんですね。
で、この理論を人材に置き換えて考えてみ?ということでした。
立場や組織のライフサイクルにもよるでしょうが、手垢がつきまくってから参入しても中々勝つのは難しいよね?と。
そうした話をした上で先述の青年には、
グラフの右側に合わせるのか、左側たらんとするのか、やりたい方を選んだらいいんじゃない?
そう返事をしたのです。
なーんだ、オワコンの話?
ちがーう!
キャズム
ここでやっとタイトルに戻ってきました。
キャズムとは、アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間の巨大な溝を指します。
モノ・サービスの普及に使われるこのイノベーター理論を、先述のように私は人材の目指すところ、と転用しました。
先に挙げたブログでは「ITをある程度詳しい人とそうでない人」の間にもキャズムはあると仰っておられたのです。
「理解できていない人は使いこなせている状態をイメージできない」
パソコンの世界は概念的なので
分かっている人でも「分からない人に説明すること」は難しい
我が意を得たり!!
わかっていない方はイメージできない。
しかし、わかっていないがために、困っていない!!
困っていないから必要ない。
そんな人にイイネとシェアの違い。なぜそれをするかを説明する。。。
無理ゲーだよな。。。
ブログ記事の筆者はイラストレーターで、この難題を解決する教材をつくりたい、と結んでおられました。すごい。真似できない。
できたら是非、参考にさせてもらおう
(キャズムを越えられない凡人)
つづく、かもしれない。
コメント
つまり、ディスクブレーキのロードバイクに乗っている人とそうでない人の間に存在するのがキャズムなんですねwww
ちなみに、twitter は2009年にPCとガラケーで始めましたが、当初は英語版と日本語版の機能に差があったような気がします。
ロードを絡めたコメントをいただけるとは思ってませんでした!
ディスクがすでにキャズムを越えている場合、自分がレイトマジョリティに位置している場合もありますが…この件は私はラガートでもいいかな(笑)
機能の違いあったんですね!
貧脚王殿はこの分野ではイノベーターであらせられますな…おみそれいたしました!ははー!